2011年01月15日

都道府県技師会公式webの開設

 阪神淡路大震災のなかで、インターネットが被災地の情報提供等に威力を発揮したことから、兵庫県技師会はいち早く公式ホームページを立ち上げ、国内最初の技師会公式ホームページとなりました。

 この後、公式、非公式さまざまな技師会HPが立ち上がり始める。Medical Academy NEWS(薬事日報社)1999年1/21日号によれば、調査対象となった47単位技師会のうち30技師会から回答を得、うち10技師会が公式HPを開設していました。

 その後、2000年11月に私が独自に調査した時点では公式、非公式を含め26技師会が開設していました。その後も続々と開設され、2007年の山梨県技師会HPで47都道府県技師会が出そろいました。

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2010年12月29日

ウェブアーカイブ

 臨床検査のインターネット黎明期の資料として、20世紀末の臨床検査関連のホームページ(Web)がどのようなものだったかを再現してみようと思いました。まずは、自分自身が1995年末に作った「臨床検査技師のホームページ」を再現しようと思ってHDDの中を探しまわったのですが、作成当初のデータが見つかりませんでした。

 色々調べているうちに、過去のページをタイムマシンのように保存しているInternet Archiveというサイトがあることを発見しました。1996年からのwebが保存されていて、「臨床検査技師のホームページ」も1996年のものが保存されていました。

 他にもいくつかウェブアーカイブとして、古いwebサイトのデータを保存しているサイトもあるようです。

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2010年12月26日

臨床検査技師のインターネット利用率調査

 21世紀も10年を過ぎた現時点(2010年12月)から見ると隔世の感があるのは、インターネットの普及です。1999年頃には利用している技師は10人に1人程度と推定され、技師会ホームページ(Web)の開設を提案しても、「一体誰が見るのか?」というのが技師会上層部の一般的な反応でした。

 技師会ホームページの開設や技師会活動にインターネットを利用していく上で、検査技師のインターネット利用実態を把握していく必要があると考えて、検査技師会員を対象とした利用実態調査が1996年頃から愛知県、愛媛県、九州地区、中国地区、奈良県、滋賀県などで相次いで実施されました。ここではその20世紀末の調査結果について紹介します。



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2000年01月15日

臨床検査技師のインターネット史(年表版)

 前項の「検査技師のインターネット史」をインターネット全体の動きと合わせて歴史年表風にまとめました。
年月臨床検査史インターネット史
1969年 インターネットの原形ARPA NETができる
1988年 UMIN(大学医療情報ネットワーク)開始
1992年 日本最初の商用プロバイダIIJ設立
Windows3.1日本語版リリース
1993年 最初のWebブラウザNCSA-Mosaic登場
1994年 日本初のロボット型検索エンジン千里眼登場
1995年
4月 Yahoo!社が設立され、本格的に活動を開始
5月 すべての国立大学病院のコンピュータがUMINに接続
10月NiftyServeのPATIOに「検査技師の魅惑の園」開設 
11月Windows95発売 
12月斎藤@旭川医大がNewsGroupに投稿(7日)
『元祖』臨床検査技師ホームページ開設(29日)
 
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臨床検査技師のインターネット史

 いまや検査技師にとって、インターネットで最新情報をゲットしたり、メールで情報交換するのは常識となってしまいました。まさにインターネットとパソコンの進歩は「一年一昔」いや「半年一昔?」という感じです。

 このページは、私がインターネットに入り込んだ太古の時代(^^;についての覚え書きです。



臨床検査に関する ML あるいは Home page はあるんでしょうか?」。1995年12月7日、ニュースグループに投稿された旭川医大の斎藤久美子技師のこの言葉がすべてのはじまりだった。
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