2010年04月14日

アナライザー(自動分析機)は電気羊の夢を見るか

「ちゃーららんら、らんらんらーん♪」

 検査室に能天気な「メリーさんの羊」のメロディーが鳴り響く。

「しまねこさーん、オタクの機械が呼んではりまっせー」
 自動分析機(オートアナライザー)のアラーム音が今は携帯の着メロ風になってしまっている。

 やれやれ何のエラーかな?と
 自分の担当の分析機に駆け寄って、メッセージを確認。
 はいはい、分析試薬が無くなったのね。
 とアラームを止めて、試薬を補給する。

 いちいち機械の所まで行ってエラーを確認してアラーム音を止めないといけない。

 こんどは別の分析機から「It's a small world」や「エリーゼのために」が鳴りだした。

 機械の分際で人間様を呼びつけて働かせるのが腹立たしい

 AI(人工知能)を載せて、
 音声応答とか自己判断が出来るといいんだが。と妄想してみる。。。----------------------
分析機 「すんまへん、すんまへん」
技師  「なんや?この忙しいのに」
分析機 「旦那さん、もう試薬がおまへんで」
技師  「わかった、冷蔵庫にあるから、自分で補給しとき」
分析機 「へーい」


 これなら、楽かも。うるさいのは一緒だけど。

分析機 「あんつぁー、あんつぁー」
技師  「ん?なんだあ?」
分析機 「廃液さ、すこたまだべっちゃぁ。ちゃっちゃと捨ててけさい」


 何で言語設定が山形弁やねん。。。

 ちゃんと関西標準に直しとけよ。。ぶつぶつ。
 メインメニューから言語設定と、、

 えーと、鹿児島弁に広島弁、出雲弁、ウチナーグチ(沖縄弁)なんてあるのか、、誰や、「メイド」とか「ツンデレ」「女王様」モードの設定ファイル入れたのは
 まったくもう、、ん? 何やこれ「「KOJUTO」」モードって

 どれどれ、ポチッとな。

「バーコードが読めませんよ、真っ直ぐ貼ってよ」
「試薬ボトルは正しくセットしてね」
「ほらほら、早く次の検体をセットして..」
「サンプルノズルの先端が汚れてますよ」
「ちゃんと掃除したんですか?」
「サンプルカップにホコリが..」
「白衣が汚れてます」「フケを落とすな」「歯磨けよ」「お風呂入ったか」「宿題やったか」....


ねちねちねちねち....
kojyutoBW_s.gif

「ひえー、勘弁してくれー」

------------------------------------

「しまねこさん、何をウンウン言ったはるんですか?
 あーっ、居眠りしてる場合ちゃいますよ。廃液タンクが満杯でダダ漏れしてますがな。床がびしょびしょでっせー。

何でアラームをオフにしてるんですか?

posted by しまねこ at 19:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床検査技師の日常
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/37094541
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック